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マルゴママ

Author:マルゴママ
ドイツ北西部の片田舎でかれこれもう20年生活しています。
ドイツ人の夫と3人息子、そして一人娘(?!)の猫クレオとそして雄猫シザ-リオと共に、ドイツの子供の学校と大学生活、ドイツサッカ-もたまに、空手や他のスポーツ、またドイツの村での生活風景を気のむくまま綴っていきたいと思っています。
 


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アメリカが戦後のイラクにしたこと その2

自分達の言うことを聞かないという理由でよそ様の国の支配者を独裁者として抹殺し、自分達の息のかかった傀儡政権を作り上げ、自分達に超有利な100の法律を勝手に決めたアメリカでしたが、欲深いアメリカのしたことはこれで終わりではありませんでした。

CPA81令の「今後あらゆる新製品やその製造技術は特許で保護される」という「知的財産権」を守る法律により、「保護された製品は今後20年間、特許所有者の許可なしでの不正使用、製造、使用および販売をしてはならない」ことになったのですが、これは何を意味しているのでしょうか。

CPA(連合国暫定当局)の薦める農業近代化キャンペ-ン、「イラクに民主主義の種を植える」に乗せられ、最初は無料で提供された「スタ-タ-セット」GM種子と農薬、機械を一度でも使った農家はいつのまにか自動的に契約書にサインさせられていて、それからは毎年使用量とライセンス料が請求されることになります。
GM種子で有名なアメリカのモンサント社(なんと世界シェアは90%・農薬のメ-カ-としても有名でベトナム戦争に使われた枯葉剤の製造メ-カ-でもあります)と契約した場合


以下、本より抜粋

・自分の農家で採れた種子を使用することは禁止
・毎年モンサント社から種子を購入
・農薬も必ずモンサント社から買う
・毎年モンサント社にライセンス料を払う
・何かトラブルが起きた際はその内容を他社に漏洩しない
    (堤 未果著 「(株)貧民大国アメリカ」より
     すごい本です。もっと詳しいことが知りたい方は
是非ご自分でお読み下さい。)


などだそうで、これにより、世界的に有名な在来種を、長い歴史の中で大切に培ってきたイラク農業は大打撃を被り、そして農民はただの雇われ労働者になり、その上未来永劫高い使用量まで払わなければならなくなってしまったのです。

この世界的に有名なイラクの在来種は種子バンクに保存されていたのだそうですが、それもほとんどが破壊され、その種子が保存されていた場所には、違う意味で有名なアブグレイブ収容所ができたそうで、アメリカという国の冷酷さには寒気すら覚えます。

このGM種子ですが、調べると別名「自殺する種子」とも「悪魔の種」とも呼ばれているそうです。通常であれば作物を植えて収穫した際、種を残しておけば来年もまたそれを植えればいいものなのですが、このGM種子は1年で終わる種子のため、毎年購入しなければ農作物を作り続けることは不可能なのだそうで、除草剤もその会社のものしか効かない仕組みになっている上、そこの薬品を使用しなければ「知的財産権」侵害となり高い違約金を課せられるということなのでしょう。
私はこの本を読んで、初めてこんなことが世の中にあるということを知り、本当に「神様、なぜ…」と思わずつぶやかずにはいられませんでした。

悪の機軸と宣伝された独裁者サダム・フセインは、本当にアメリカ以上に極悪だったんですか?

長男の友人にモロッコ人とドイツ人のハ-フの男の子(といってももう18歳ですが、彼も子供時代から知っているので)がいますが、彼とアメリカについて話している時、彼が言ったのは
「独裁者が悪いとなぜ他の国が決めるんだ。それで良い場合もある、なぜ放っておいてくれないのか。」という言葉でした。
その時は実は私はこのイラクの戦後の問題までは知らなかったので、彼の言葉に100%の共感はできなかったのですが、今はできます。

もちろんGM種子をこのように販売して利益を上げているのはアメリカだけではないのは最近知りましたが、それでも一言言わずにはいられません。。。。


超大国アメリカさん、よその国のことはもう放っておいてくれませんか。
あなたたちはもう何百年もよその国から略奪と搾取を繰り返してきてではないですか。
他国のことに首をつっこむよりも、あなたの国の中の超貧乏な人達のため心を砕き、国を立て直すのが先決ではないですか。
だって先進国なのに国民の半数は貯金がなくて、社会保険制度も整っていない上、学費は高額で借金まみれって、あなた方、自分たちが少しおかしいことに気づいていないんですか?
こんなむちゃくちゃな国で、その上銃の規制もないなんて、どう考えてもまともじゃないと思います。
特にトランプ氏とブッシュ氏(兄と弟両方)には、政治家として以前に、人間として恥を知ってほしいです。
そして悲しいことですが、こうやって詳しい経緯を考えてみると、オバマ大統領も同じ穴のムジナという可能性がでてきたのも
とてもつらいです。。。。



アメリカが戦後のイラクにしたこと その1

最近アメリカについて驚愕の本を読みました。
「ルポ 貧民大国アメリカ」(堤 未果 著)ですが、今日はそのシリ-ズ3冊目の「(株)貧民大国アメリカ」から、イラクに関係する話を見つけたので紹介させていただきます。
イラクで悪の独裁者フセイン政権を倒した゛正義の味方アメリカ゛ですが、アメリカがイラクからこれを機に本当に奪ったものはなんだったのか皆さんご存知ですか?


以下「」内は本からの抜粋。

「2004年4月、バクダット陥落後のイラクでポ-ル・ブレマ-指揮官率いるCPA(連合局暫定当局)が作成した100本の法律が施行された。…(中略)ブレマ-は手始めに、国内法で強固に守られていたイラクの経済と産業を解体した。国営企業200社はあったりと民営化され、外資系企業に100%株式所有と40年の営業権が与えられた」
そうで、これは一体何を意味するのでしょうか。

この法律によって外資系企業の利益はイラク政府に1銭も入ることは無く、100%海外へ送金され、外国人法では労働者は守られず、コストダウンによって失業者があふれます。そしてさらに外資系企業が参入しやすくなるためにCPAがしたことは本来40%だった法人税を15%に引き下げ、その上にはなんと

「イラクを出入りする物資にかかる関税、輸入税、ライセンス料などを全て廃止した」のだそうです。

このようにイラク内には1ドルも利益にならない法律を勝手に決めたアメリカが次にしたことは、イラクの農業全壊作戦でした。



(それは次回に続きます。)
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