ところで先日「欧州人は朝食に甘いものを食べてるのでもどうやら平気らしい」と書いたのですが、この言い方は少々語弊があるかと、今回ドイツの典型的な朝ご飯について追記させていただくことに致しました。
というのも本当には典型的ドイツの朝食と言えば、ハムやチ-ズ、あるいはレバーブルストというレバ-ペ-ストが多いからです。

こちらはカフェでの朝食セットですが、まあ、おおよそこんな雰囲気の朝食(種類はこれより少なくても)がきちんと食べるドイツ人の家庭では一般的なのでは、と思われます。
ドイツのハムの種類とパンは豊富ですし、ドイツで好まれるオランダのゴ-ダチーズなんかもかなり美味しいです。
そもそもドイツのパンの種類は3000種はあると言われているそうで、ライ麦パンが多いのですが、全粒粉を使用したパンや普通の小麦パン、オートミールパンと、まあ多く、なので未だにパン屋さんでは何を買おうか迷ってしまいます。
その上、3000種類を制覇するのは難しそうですし…。
またドイツの場合、例えばドイツのホテルの朝食ビュッフェなどの場合は美味しそうなハム、チーズ、サラダ、フルーツ、ミューズリー(ロールドオーツなどの未調理の加工穀物とドライフルーツ)、温かい卵料理(オムレツやスクランブルエッグ)、コーヒー、カカオ、ミルク、ハープティ、オレンジジュース、ビタミンジュースなどが、所狭しと食事会場に並んでいることが多くて、楽しくて結構好きです。ドイツのホテルの朝食をしっかり食べると、もう一日何も食べなくても良いくらいになります。
それで今回はもう一つ非常に便利な家での朝食でドイツ人が重宝しているものをご紹介致します。
日本にももうこういうものはあるのかも知れませんがわからなかったので今回書いておきます。

これはドイツで本当によく食べられるブロートヒェン Brötchenという形のパンなんですが、毎朝パン屋さんでパンを買える便利な場所に住んでいるのならともかく、早朝からパン屋さんへわざわざ行けない、行きたくない家庭には本当に便利なもので、200度くらいのオ-プンに入れて10分もすれば焼き上がります。
しかもフランス風バゲットやクロワッサン、イタリア風チャバタとか色々な種類もあるので、楽しいですし、用途に応じて買っておけばいつでも温かいパンを食べることができます。

このドイツのブロートヒェンはドイツだけかもしれませんが、他のパンは隣のベルギーでもオランダでももちろんありますし、ヨ-ロッパ中どこでもみんなが使っていることでしょう。
パン屋さんで買ったパンが一番フレッシュで美味しいとは言え、家で簡単に焼いて出せるパンは本当に便利ですからね。

それでその上にこんな風にイタリアの生ハム(左側)、サラミ(右側)を載せたものが私は好きです。
ハムの種類が多いドイツなんでもちろんドイツのハムも良いのですが、肉屋さんで買うハムは痛むのが早くて少し忘れているともう食べられなくて捨てる、ということになることもあったりするので、私はたまに買うようにしています。
あとうちの家族はハムよりもチーズ好きの方が多いのですが、先日わさびチ-ズなんてものがドイツのお肉屋さんで売られていました。最近はチーズもクミン入りとか様々な香辛料を入れたものが売られています。
ものは試しに買ってみました。
…美味しかったかと、聞かれとなんとなく微妙ではありましたが、グリ-ン色もきれいだし、見た目は美味しそうだし、わさびが好きな方には良いかも知れません……が、ドイツにそこまでわさびが好きな人がいうのかなぁ? とも思いましたが…。
売れなくて生産中止になるのも、なんとなく悲しいので、見かけた時は日本人である私が買わなくちゃいけないのでは、となんだか変な使命感を感じてしまいます。

…ということで、今回はドイツの一般的な朝食についてでした!