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マルゴママ

Author:マルゴママ
ドイツ北西部の片田舎でかれこれもう20年生活しています。
ドイツ人の夫と3人息子、そして一人娘(?!)の猫クレオとそして雄猫シザ-リオと共に、ドイツの子供の学校と大学生活、ドイツサッカ-もたまに、空手や他のスポーツ、またドイツの村での生活風景を気のむくまま綴っていきたいと思っています。
 


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エジルのドイツサッカ-連盟のトルコ人差別問題とクルド人問題の真実

今年のW杯でも出場した、ドイツ代表でトルコ系のメスト・エジル選手が先週、ドイツ代表を引退すると発表しましたね。ドイツサッカー連盟のグリンデル会長を筆頭に、今までトルコ人だったことで自分が差別を受けてきたとドイツサッカ-連盟を激しく批判しての引退でした。

これを受け、多くのチームメイトや著名人、一般市民までもエジルを擁護して、ツイッターのハッシュタグ#IStandWithOzil(私はエジルの味方)はあっという間に世界的トレンドとなったそうなんですが、そんな記事を読んでいたら、なんとそのすぐ下に「エジル選手に対してもの申す」という、今度はクルド人のサッカ-選手の声明が出ていて、その名前を見てびっくりしました。

彼の名前は、デニス・ナキ、うちの近郊では伝説のサッカ-選手で、うちの長男と次男が選抜に選ばれた時の最初の日に監督さんの話で「あのかの有名なデニス・ナキが、この選抜にいた時」という話も聞かされ、当時所属していたサッカ-クラブでも彼こそはクラブの誇りでした。
彼の弟さんもうちの長男と同じ学年で、たまに一緒に試合に出たこともありましたれど、あちらは特別階級という感じで、もう住む世界も周りの扱いも違うという感じの天才少年でした。

彼はバイエル04レバークーゼンの下部組織から、ドイツの一部リ-グ、FCザンクトパウリに所属したあと、2部リ-グのSCパーダーボルンを経て、07トルコのプロリ-グへ移籍しました。
ところがその頃、なんとトルコ政府によって「テロリスト」と起訴され、5年間の囚われの身となる可能性もあったのが2016年のことでしたが、その時はこの近郊の新聞には大きく取り上げられていました。

しかしながら、テロリスト扱いされた理由は、彼がトルコでサッカ-選手をしている際に、自分の故郷デルスィムでPKK(クルド人部隊)に攻撃されたり、トルコ軍の攻撃によって多数のクルド人市民が犠牲になったトルコの街ジズレの被害の状況を写した写真などを、批判的な文章とともにSNSで拡散したという理由からだったんです。
幸い620万円の罰金処分のみで、懲役や禁固は免れますが、その代わり、トルコでのサッカ-選手としてのライセンスは剥奪されてしまうことになりました。

その後、ドイツのうちの隣の町へ帰ってきてからも、高速道路を走っている際に暗殺されそうになったこともあり、確か昨年の冬くらい前だったような気がしますが、本当に幸いにも暗殺は未遂に終わります。この時もこの付近の大変なニュ-スになったものですが、その際の犯人は今でも捕まっていなくて、真相は今でも謎につつまれています。

そんな理由からなのか、どうもデニス選手本人はこのドイツでも選手生命を続けることが難しくなっているようで、今年の夏から彼がどこでサッカ-をするのかは不明、また天才だった弟さんも近郊の9部リ-グでサッカ-を続けているようで、なぜ彼が9部リ-グにいるのかと言えば、多分お兄さんのこの様々な問題からなのではないかと推測されます。

なぜなら、そのクラブはもともと10部リ-グでしたが、弟さんの尋常ではない活躍のおかげで、10部で優勝して9部になったばかりだということからが試合のレポートを見るとはっきりとわかるので、やはりその弟さんも本来は9部、8部リ-グなんかにいる選手ではないということがはっきり確認できるからなのです。

私が今回日本のニュ-スで見た記事の見出しは
「クルド系ドイツ人選手がエジルの訴えに疑問「君を温かく迎える人々は僕のことをテロリストと呼ぶ」
というものでした。

その中で、デニスがエジル選手に
「君は声明で君に対する人種差別、そしてそれに係わった代表を離れる理由について説明してくれた。何故、トルコで増え続ける僕やほかのクルド系、またはほかの少数民族のサッカー選手たちに人種差別的、ファシストの攻撃には同じような反応を見せない?」
「トルコで1人のサッカー選手のキャリアが終えさせられた。平和を求める人がテロリスト扱いにされたが、君はこの件についてどういう反応を見せたのかい?トルコで君のことを『同胞』や『愛国主義者』と見る人たちは何故、僕のことを『テロリスト』と呼ぶのだろうか?」

http://www.goal.com/jp/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9/%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%89%E7%B3%BB%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E4%BA%BA%E9%81%B8%E6%89%8B%E3%81%8C%E3%82%A8%E3%82%B8%E3%83%AB%E3%81%AE%E8%A8%B4%E3%81%88%E3%81%AB%E7%96%91%E5%95%8F%E5%90%9B%E3%82%92%E6%B8%A9%E3%81%8B%E3%81%8F%E8%BF%8E%E3%81%88%E3%82%8B%E4%BA%BA%E3%80%85%E3%81%AF%E5%83%95%E3%81%AE%E3%81%93%E3%81%A8%E3%82%92%E3%83%86%E3%83%AD%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%81%A8%E5%91%BC%E3%81%B6/4kbcshlijjen1o7i39xtw9pvg
からの記載です。


と書かれていて、本当に胸を打たれました。

エジル選手の差別問題は、最初は確かに気の毒と感じた私でしたが、それでもエジル選手は自分がエルドアン大統領と仲良さげに写真を撮った自分の落ち度には一切ふれておらず、それは代表選手―しかもドイツの―としてどうなんだろうと、そもそも思っていました。

祖国の大統領と写真を撮るのが何故悪いと、彼が思っているようなら、やはりドイツ代表選手のユニフォ-ムを着るべきではないかもしれないです。
なぜならちょうどW杯前のエルドアン大統領は欧州中で大非難を浴びている真っ最中でしたから。

その批判はもちろん彼の独裁的な政策に対してだったわけで、その大統領に
「親愛なる我が大統領」とは言いすぎでしょう。エジル選手はそれこそまずお詫びの声明を出すという代表選手としても品格を意識しても良かったのではないでしょうか。

そしてやはり、デニス選手のように、少数派のクルド人がトルコでどのようにつらい思いをしているか考え合わせれば、自分だけが悲劇のヒロイン、-いえ、ヒーローですね、この場合は-のようにけんか腰に代表を辞めていくことにならなったことでしょう。

自分の意思で代表をやめたエジル選手、自分の意思ではなくサッカ-すらまともにできなくなったデニス選手と弟さん、どちらがより悲劇的なのかはたくさんの方に理解してほしいと思った一連の出来事でした。

本当に悲しい話です。
この悲しさ、エジル選手にもわかってほしいと心から思います。

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