プロフィ-ル

マルゴママ

Author:マルゴママ
ドイツ北西部の片田舎でかれこれもう18年生活しています。ドイツ人の夫と、3人息子、そして一人娘(?!)の猫クレオとそして雄猫シザ-リオと共に、ドイツの子供の学校と大学生活、ドイツサッカ-もたまに、空手やブレイクダンス、またドイツの村での生活風景を気のむくまま綴っていきたいと思っています。
 


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中国人のママ友  その2

彼女のパーティーで圧巻だったのは実は豪邸だけではありません。
彼女がみなに発表した、彼女の人生の紹介でした。

最初は「親愛なる友達の皆さん」と、そのパーティーに来た友人たちとの思い出を、その友人たちと過ごした昔の写真を紹介して、それはそれでほのぼのと美しかったんですが、最後に彼女は自分のお祖母さん2人からお母さん、そして彼女の子供時代の紹介を始めたんです。

お祖母さん2人が纏足をしていたこと、一人のお祖母さんはそのために最後まできちんと歩くことができなかったこと、そしてもう一人のお祖母さんは纏足がいやで、彼女が20歳の時に自分で纏足を取り払い、家を出てしまったこと。

そしてそのお祖母さんは結局ある日を境に行方不明になってしまい、彼女のお母さんはその19歳の時から、そのお祖母さんとは
2度と会うこともなく、でもいつまでも自分のお母さんを探していたこと。
また大学で優秀だったお母さんはそれまで皆の見本ともてはやされた生活が一変して、チャンスのない生活へ落とされることになり、労働ばかりさせられてしまったこと。
彼女が生まれた家は石のブロックが並んでいるようなもので、穴のような中に部屋はひとつ、その中にはまともな家具もなく、赤ちゃんだった私の友人の彼女は5歳くらいまでいつもお腹がすいていたことなどを、わずかに残った写真つきで皆に紹介してくれました。

写真は本当にその石の穴のような家の前で撮ったものがひとつ、それからは彼女の大学まで間の写真は1枚もなかったそうです。

私は彼女のこと本当に何も知らなかったんだと、この一連の話を聞いて心からびっくりしました。
そしてそんな背景をかかえた彼女が、医学部で勉強して頑張って、奨学金でドイツへ来て、今の主人と結婚して、ドイツでジ女医さんとして働き、自分の力でこの幸せを勝ち取ったことを心から賞賛します。

彼女と私が誕生した日は数日差で、息子同士もこれまた数日違いで誕生しています。
主人同士は年が違いますが、同じ理系の学者で出身大学が同じなうえ、2人は誕生年は違いますが、こちらも誕生日はとても近いです。
そして彼女のお母さんは家族の制度に反対したため迫害され、私の母方の祖母は日本で共産党に入り県警に追われ(彼女のお祖母さんも私の祖母も、当時では非常にインテリで志の高い、少なくとも私とは全然違う芯のある強い女性達でした)、また彼女のお母さんは東京に住んだことがあり、私の母も当時植民地にしていた満州に住んだことがあり、彼女の祖母と私の祖母は台湾に住んだことがあるという、なんとも奇妙な符合がたくさんあるんです。
ただ満州のうちの母は開拓団としてではなく恵まれた商家のお嬢様として、本来であれば平民では入れない皇帝溥儀の姫君も通っていた名家の子女のための錦ヶ丘女学校へ通い、私の祖母も当時日本が統治していた際に高等弁務官だという地位の祖父の親戚のもとで、彼女は私の祖父と新婚生活を送っていたということなので、彼女のお祖母さんとお母さんが中国人として台湾と東京で暮らしたのとはまた違う生活だったのではないかとは思われます。。。

そしてそんなことからも考えあわせると、日本人として東京で生まれ不自由のない生活を送った私と、中国人として中国の田舎(しかもなにもなかった)で育った彼女と比べると、私の人生はなんて意味のないものだろうと思えてしまいます。
彼女とこれほどたくさんの共通点がありながらも、努力で何も成し遂げることのできなかった私は、全く彼女のとは違う人生を送っているわけで、彼女を見ると「人はどんな境遇で生まれても、頑張れば自分の力で運命を切り開けるものなんだ」と確認させられます。

正直彼女の人生に感動させられました。そして友人として誇りに思います。

そして私との昔の写真をひっぱりだして、思い出を語ってくれた彼女の優しさにも、とても心がふるえました。

色々な意味で大変勉強になった、そして素晴らしい夜でした。

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