プロフィ-ル

マルゴママ

Author:マルゴママ
ドイツ北西部の片田舎でかれこれもう18年生活しています。ドイツ人の夫と、3人息子、そして一人娘(?!)の猫クレオとそして雄猫シザ-リオと共に、ドイツの子供の学校と大学生活、ドイツサッカ-もたまに、空手やブレイクダンス、またドイツの村での生活風景を気のむくまま綴っていきたいと思っています。
 


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三男 ギムナジウムその後

昨日イギリス人の昔のママ友に会いました。

彼女は昔日本に住んでいたこともあり、帰国後イギリスの新聞社で英語・日本語の翻訳をしていました。
そんな経緯もあってここドイツに来たときは彼女に色々相談にのってもらったり、助けてもらったりしたものですが、彼女の息子さんはうちの長男より2歳年上で、また彼女も長年専門大学の英語の教師、また研究所でドイツ語を英語に翻訳する仕事をしているため、なかなか時間もあわず、この数年なんとなく会えないままでした。
ですが今回三男が私立のギムナジウムへ行けなかったため、彼女に相談にのってもらおうと久しぶりに連絡して会うことにしました。

というのも、彼女のその一人息子さんは10年生(日本でいえば高校1年生)のときに、その私立のギムナジウムから公立のギムナジウムへと転校したからでした。


注:今からその私立校をH校、その公立校をZ校とさせてください。


そもそも私のママ友のお子さんは実はZ校へ行っているお子さんも多いのでその友人たちにも、もちろん聞けますが、でも一番いいのはやはり両方の学校を知っている人なのではないか、と思いました。

普通はH校から、Z校にかわる最大の理由は点数が悪いため、H校からよその学校へうつるように言われるからなんですが、彼女に色々聞けば、どうもそのD君に限って言えば、そういうわけでもないようで、そして移ってからも特に両校に大きな違いは感じなかったどころか、公立Z校のほうが良い面もあったそうです。

これは他の人からも聞いたのですが、Z校はなんと理系科目がとても強いのだとか。

理系の科目に関して言えば、近所のエリ-ト工科大学、およびドイツ内有数といわれている町の研究所とも提携がある私立H校より、公立Z校のほうが強いとは思いもしませんでしたが、実際たくさんの人がそう言い、アビトゥアの結果でも理系の平均点がZ校のほうが高かったといわれると信じるほかありません。

それを次男に言えば、

「いや、それはあり得ない。だってうちの学校の化学の先生はドイツで一番の化学教師と新聞にものった」というので、

「そんな素晴らしい先生だと言うのにあなたの化学の点がよくないのは何故?」と聞けば

「だって化学は好きじゃない」との回答。

イギリス人の友人ともつくづく話したのですが、要するにどんなに良い学校、良い先生だとしても結局はその子ども自身によるということなんですね。

また両親がどんなに頭がよくてもそれをそのまま受け継いでいるお子さんもいれば、うちのように私の遺伝を主に受け継ぎ、全然理系向きではない場合もあり、また彼女の息子さんいたっては、お父さんはドイツでは有名な医学の教授で、本人も医学部に行きたかったけれど、アビの成績でそれはかなわず、今は大学へは行かずに病院で実習をして、数年後に医学部へ入るチャンスをうかがっているのだそうです。

というのもドイツには「待ちリスト」というものがあり、あまり高い点数のアビをとれなかった場合は、この「待ちリスト」に申請していれば、数年待てば必ず、その行きたい学部へ入ることができるという素晴らしい救済措置があります。

これ自体はとてもいいと思いますが、でも医学部は大変な人気の現在、彼女曰く待つ時間は最近は6年にも及ぶのだそうで、そのときD君はもう25歳です。
一体25歳から19歳のほかの学生達ともう一度、猛勉強に励むことができるのかはなはだ疑問ですよね。能力もさることながら、6年間勉強せず、25歳で突然医学部の大変な大学生活に放り込まれ、何度も試験をクリアして無事卒業までいける人はそれほど多くないかもしれません。
なので友人とD君もそれは理解していて、途中で違う学問をしたくなれば、他の学部へ行くつもりなんだそうです。


それにしても、今回の三男の件でたくさんの人に言われたのが、

「お兄ちゃんが2人も通っているのに、三男君だけいれてくれないなんてなんて非人間的な学校なんでしょう。学長ともう一度話してわかってもらったほうがいいのでは」というものでした。

「いえいえ、もうメ-ルしましたよ。ラテン語のクラスでもいいから入れてもらえないかと聞きたくて。でも無理でした。そもそも点数も悪いから仕方ないんでしょうね。」と言えば

「そんな点数の問題じゃないわ。人間的な措置の問題よ!」

と皆さん怒ってくれて、でもこれってすごくドイツ的だと私は思いました。

日本なら
「成績悪かったの、じゃあ仕方ないでしょう」が普通ですよね。
私もそう思いますから。

ですが実はドイツは「どうしても」とお願いすれば意外にも「ごり押し」がきく国なんです。

「 求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。」という新約聖書のマタイによる福音書(7章7節)にあるように
この「欲せよ、さらば与えられん」が割にまかり通る国なんですね。

それだけ「人の希望、気持ち、願い」を大切にする国とでも言いましょうか。

だから大学でも「待ちリスト」でそれほど成績の優秀ではない若人にも、チャンスを与えるということにつながっているのでしょうね。

一方三男はと言えば、自分のクラスで私立H校の面接試験で、7人中合格したのはたった2名の女の子だったそうで、ほとんどのクラスメイトや村の幼馴染も公立Z校に行くことになり、今では喜んでいます。

9歳でこんな挫折を経験させてしまい可哀想ではありましたが、なので、我が家では今のところ全部「心無い私立H校」のせいとH校を悪者にしたてあげ、三男の成績が悪かったせい、というのは彼には言わないようにしてあげています。

もうほとんどモンスタ-ペアレンツですが、でも我が子を傷つけるよりはましだと思います。


そのイギリス人の彼女が言うに

「昔あなたが言っていた娘が欲しいというの、今わかるわ、女の子だったらどんなに簡単だったことでしょう」との意見、これも男女でそれほど違いがあるというわけではないでしょうけれど、それでも女の子は男の子より大抵は真面目で、子供時代は能力も高いようですから、多少は育てやすいような気もしますね。それに両親の言うことも少しは聞くでしょうし。
親の言うことを聞かない息子軍団との生活は本当に大変です。。。


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