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マルゴママ

Author:マルゴママ
ドイツ北西部の片田舎でかれこれもう20年生活しています。
ドイツ人の夫と3人息子、そして一人娘(?!)の猫クレオとそして雄猫シザ-リオと共に、ドイツの子供の学校と大学生活、ドイツサッカ-もたまに、空手や他のスポーツ、またドイツの村での生活風景を気のむくまま綴っていきたいと思っています。
 


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パリ テロ事件 その1

先週13日の金曜日に起こったパリでのテロ事件を受けて、昨夜はドイツハノ-バ-で開催予定だったドイツ対オランダのサッカ-親善試合も急遽中止になりました。ハノ-バ-駅で不審な手荷物が置いてあるのが発見されたとのことで、「我々はテロに屈しない」と頑張っていたドイツとオランダでしたが、今回はそういうわけにもいかなかったようです。ベルギ-、スペイン戦も中止の中、フランス対イギリスの国際親善試合は昨夜予定通りロンドンで開催され、ウイリアム皇太子の献花から始まり、両チ-ム共にスタジウム全員が規律してフランス国家「ラ・マルセイエ-ズ」を歌ったそうで、非常に感動的だったそうです。

今朝偶然、知り合いのフランス人のおば様が電話して下さり、パリ事件に対してお悔やみを言うと、こんな話を始められました。彼女曰く「正直今回のことは起こるべきして起こった」とのことで、「植民地支配からはじまり、その後もずっと植民地の人達を虐げてきた報い。自分達のせいでもっと貧しくなったかわいそうな人達には目をつぶり、どれほど移民の人達を差別してきたか、フランスの高慢さ、自分勝手さの結果だと思う」とご自分がフランス人であるにもかかわらず、非常にオ-プンに、そして祖国に対して怒りを持って話していらっしゃいました。ここドイツで大学を卒業されたのち、フランスに帰らずドイツにとどまったのは、そういうフランスという大国の心のなさを嘆かわしく感じ、「私の祖国、でも私の住みたい国ではない」とここドイツを選ばれたそうです。

彼女と話して実はこの金曜日からなんとなく感じていた私自身の中にある違和感がはっきりしました。
「ラ・マルセイエ-ズ」は歌詞はともかく一応国歌ということで、大昔はいつも敵対していたイギリス人と共にそれを合唱するのも確かに感動的です。このテロ以来毎日一日中ニュ-スで流れている言葉「Solidarität」(団結・結束)もいいです。でもそれは欧州の豊かなドイツ・フランス・イギリスなどの西欧州の世界のことで、その言葉が強調されればされるほど、なんだか空虚な空寒い気分になっていました。

私がこのブログで紹介したいくつかのフランス映画も実をいうと根底には寝強い差別意識が垣間見えます。ルイ・ド・フィネスの大昔の映画ならともかく、「Monsieur Claude und seine Töchter (Originaltitel: Qu’est-ce qu’on a fait au Bon Dieu?)クロ-ド氏と彼の娘達」の映画も2014年に作られたばかりだというのに、まだ実は人種に対して強い偏見があるのがこの映画からも気づかされてしまいます。ドイツではこんな映画を作ることはナチスの問題以来の教育上まず不可能で、またコメディ-として成り立つほど、この手の話がおおらかに表面化されることは少ないことを考え合わせると、彼女の言うとおり、フランスではなくドイツを永住の地と選んだ彼女の潔癖さは理解できます。私は所詮外国人なんで、フランスのそんな映画を見ても単純に楽しむことができますが、自分がフランス人で、また親族が外国人と結婚する際に彼女のおじいさんが大反対したことなどを目の当たりに見て、不快に感じていたなら、こんな映画すら「フランス人はやはり嘆かわしい」と、自分の祖国だからこそ思う気持ちもわからないではありません。

だいたい「ラ・マルセイエ-ズ」の歌詞がどのくらい酷いかご存知の方は多いと思いますが、あのフランス革命以来の残酷な歌詞の国歌をこんなときにもまだ歌い続けているあたりからも、自分達の優位性を疑いなく信じていることを感じさせらてしまいます。テロリストなら皆殺しにしてもいいということなんでしょうか。もちろんこんな災害を引き起こすテロリストは確かにそうかもしれませんが、その近隣の住人達をも巻き込んで、全部ひっくるめて始末してしまえばあとは自分たちは安泰、というアメリカみたいな考え方を先進国の中でも「自由・平等・博愛」の精神の象徴である(そのフランス人のそのおば様は「フランスのどこが『自由・平等・博愛』の国なんだか。事実は程遠い」と言っておられましたが。)と、自他共に信じられているフランスがしてもいいんでしょうか。疑問です。しかもフランスは大昔からカトリック王国でもあるわけで、神の訓えは一体どこに、とも感じてしまいます。異教徒がそもそも敵だというのなら、まさに中世の十字軍時代からこれっぽっちもかわっていない見解の狭さなら、正直この先も世界とうまく共存していけるのか心配です。

テロは確かに許されざる行ないには違いないですが、なんのためらいもなく自爆した若者達の事情を、この際もう一度踏み込んで考察しなければ、一方的な見解では世界を巻き込んだ戦争になってもおかしくないかもしれません。
フランスやイギリス(その上アメリカ、ロシアも)の昔からかわっていない一方的な優位性を守るために、ドイツやましてや日本まで巻き込まれるのは正直どうかと思います。今回自爆テロの巻き添えをくって亡くなった方たちにはもちろん心からお悔やみを申し上げます。そして今回の件で、ドイツに入国できなくなったたくさんの難民の人達も本当に気の毒としかいいようがないです。

昨日はうちから20kmくらい離れた近くの町で7人の外国人(モロッコ系ベルギ-人)がこのテロに関与した疑いで逮捕されたそうですが、どうやら誤認逮捕だったそうで、こんなことが欧州中でこれからもっともっと増えそうです。
ドイツもフランスにこれ以上色々惑わされることなしに、自分の道を見失わず進んでいってほしいです。


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