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マルゴママ

Author:マルゴママ
ドイツ北西部の片田舎でかれこれもう20年生活しています。
ドイツ人の夫と3人息子、そして一人娘(?!)の猫クレオとそして雄猫シザ-リオと共に、ドイツの子供の学校と大学生活、ドイツサッカ-もたまに、空手や他のスポーツ、またドイツの村での生活風景を気のむくまま綴っていきたいと思っています。
 


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ドイツ難民問題 その3

ドイツに来る難民の数が100万人ではなく、150万人になり得るという
この状況の中、様々な意見がニュ-スでも聞かれるようになっています。
そんな中メルケル首相の10月1日の支持率は9ポイント低下の54%で、
ユーロ圏債務 危機の最中だった2011年12月以来の低水準となった
そうで、一方、首相の難民政策を強く批判するキリスト教社会同盟
(CSU)の ゼーホーファー党首への支持は11%ポイント増えて39%
になったことなどもあり、ドイツのTVのニュ-スでも9月から、
毎日この話題でもちきりです。

それでも、まだなんということか私の周りでは難民受け入れに反対する
ドイツ人には会ったことがありません。
そもそもうちの村はカトリック色が強いせいもあるのでしょうけれど
難民収容施設ももう何十年も村にあるのですが、その件で
否定的な話も聞いたことがありません。
そもそも難民の人達が何十年も普通に村に溶け込んできた実績が
あるので、そのことに対する抵抗感、危機感が低いのだと思います。

うちの町は研究所の町なので、その家族のためのインタ-ナショナルクラブ
があり、そこで会うドイツ人にしろ、また最初に住んだ人口350人の村の
ドイツ人も皆親切でそれが普通と思っていましたが、先日ポ-ランド人の
友達に「あなたはラッキ-ね、最初から親切なドイツ人しか知らないから、
今までそれが普通と思ってきたでしょう、ドイツは本当はそんなに親切な人
ばかりじゃないのよ。私は17歳でここドイツに来て、大学にも行き、色々な
街にも住んだことがあるからわかるけれど、今までこの町くらい外国人に
住みやすい町はなかったわ」と言われ、そんなことは考えたこともなかった
のでびっくりしました。

それはまた反対側から見れば、うちの街のドイツ人は研究所関係の外国人と
接しているため、自分達より教育レベルが高いのは外国人という構図が
出来上がっているようで、外国人に差別意識は低く、そんなことから
難民の人にもひどく接することが少ないため、うまく共存できているのかもしれません。

なので「難民受け入れに反対しないドイツ人」を知っている私には
「難民受け入れに反対している外国人」の気持ちは理解できません。
東ヨ-ロッパの国から来た人にその傾向が強いようで、でもそれは
やはり自分の国が経済的に恵まれていないのに、難民たちがドイツから
手厚く補助を受けることが心のどこかで納得できないせいなのかも
しれません。1ヶ月の医師の報酬が500ユ-ロ(約65000円)に
しかならない東欧の国もあり、そういう国の人がなぜ難民がそれ
以上の金銭的な支援を受けられるのか理解できない、ということは
想像できます。
でも40年以上前、まだEUが今みたいではなかった頃、東ヨ-ロッパは
本当に貧しくてドイツからよく食料、支援物資を送る運動があったそうで、
その時は自分たちも助けてもらったのではないですか。
そもそもEUのメンバ-になることができたのは、この寛容なドイツの
おかげも多少はあり、また現在ここドイツでも、もちろんここで充分
税金は納めているとはいえ、それに見合った恩恵も受けているのも
本当でしょう。恵まれた保険制度で医療費は無料、入院、薬代まで
かからない上、子供の通う学校も無料なのは世界広しといえども、
欧州全部がそうではないです。
だからせめてここに住んでいる外国人にはドイツの政策を声高に
否定しなくたっていいのではないでしょうか。
この国のドイツ人達がそう決めて、そうしたいなら好きにさせてあげて
欲しいのです。

だいたい戦後ナチ問題を乗り切って、貧しい東欧州をEUに入れて、
欧州全般の数々の経済危機を乗り切ってきたドイツの政治家が、
なんの目算もなくボランティアだけでこんな行動に踏み切れるもの
でしょうか。
ギリシャ問題の際も、戦後70年たった今でも何かあればナチスの件を
持ち出され諸外国からお金をむしり取られ続けているドイツなんで
この難民問題でかかる損失は、もしかしたら他のことと比べたら意外にも
採算がとれることなのかもしれないと考えたのかもしれません。
少なくとも今後はナチスの件をぶり返され、ドイツの非人道さを話題に
されることはなくなるだろうということを考えれば、その経済効果は援助
にかかる費用と莫大に違わない可能性もあるでしょうし。。。
(でもこれは全くの私の自論なんで至極検討違いの可能性有りですが)
でも私は信じたいんです。こんなことで駄目になってしまうドイツなんかではないと。

またこの問題で忘れてはいけないことは、
他国と根本的に大きく違うのは、ドイツでは法律があるからです。
ドイツでは亡命権は憲法で保障されています。
ドイツの憲法である基本法第16条A項は、
「政治的な迫害を受けている者には亡命権を与える」として
亡命権を人間の基 本的権利の一つと規定しているわけです。

また先日、日本のアニメーターによるシリア難民の少女を描いた
イラストが世界から批判されたのは最もなことだと思います。
ドイツだけではなくて欧州の国では、長年、亡命者を受け入れるという
ことは人数はともかく、それでも人道的にはごく普通のことだったからです。

ある程度豊かな暮らしを構築できている私達が、家を失い路頭に迷い、
助けを求めている難民にできる限りの支援をしようとメルケル首相の
政策を影ながら応援したいと思うドイツ人を多く知っている私は、では
私もせめてドイツ人のその気持ちを邪魔しないようにしたい、そんな風に
思っています。

ですが、それと同時に周りがこの難民制度に反対する人ばかりであれば
今の私のこの考えはなかったかもしれないということもわかっています。
私こそ人種に対する偏見も多かったですし、今でも日本は出来る限り
難民は受け入れないほうがいいのでは、と思っているくらいですから。。。
でもだからこそ、ドイツ人が頻繁に使う好きな言葉 Menschlich
(人道的な)を体現しようとしているドイツを応援したいのです。
だって世界にひとつくらいはジョン・レノンの「イマジン」のような
そんな国があったって決して悪いことではないでしょう?


想像してみよう、国なんてないと
そんな難しいことじゃない
殺すことも誰かに殺されることもない
宗教もない世界のことを
想像してみよう、僕らみんなが
平和な人生を送っている姿を
君は僕を夢想家だと言うだろう
だけど僕はたった独りじゃない
いつか、君も僕らといっしょになって
世界がひとつになって共に生きれればいい
(ジョン・レノン イマジン より)



知識なしの幼稚な考えと例え思われたとしても、
それでも全世界の人がこんな風に頭の中で想像するだけでも、
未来は少しは平和に近づいてくれるのでは、と思ってしまいます。
賢くて争いがあるなら、無知で平和な世界の方を選びたいです。。。
そして人に与えることができるほど、ドイツは既に経済的にも
精神的にも豊かな国であることを誇りに思います。



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