先日、ドイツに日本人選手が多くなったと書きましたが

うちの地方紙でも、お2人の活躍中日本人選手の写真が
こんな風に出ていました。

なんでもゴ-ルを決められたとかで、
この地域のスポ-ツ欄のトップニュ-スかのような扱いぶりで、
さぞやこの界隈で期待されている選手さん方なのでしょう。
ドイツでは1部から3部までがプロリ-グで、4部と5部がセミプロ、
6部から11部までがアマチュアです。
地元の新聞には、12部リーガ-(うちの町は12部まであります)
までの試合結果が毎週掲載され、地元のサッカ-チ-ムの
6部から8部くらいまでの試合内容のまとめも、新聞1枚の下半分を使って
こんな感じでばっちりのります。

こちらは12部までの試合結果です。

サッカ-はドイツでは本当に、地域に根ざした文化のひとつと
言ってもいいほど生活に浸透しています。
ところでこの新聞の日本人お2人が所属しているサッカ-クラブは
7部リ-グですが、3年ほど前にやはり他の日本人の方が所属していたので、
試合を見に行ったら、大人は入場料5ユ-ロ(600円)かかり、
それでもこのクラブを贔屓にしているドイツ人おじさんサポ-タ-軍団が
いて、そのサポ-タ-さん達の特別席もあり、びっくりしました。
スタジウムもないようなただのサッカ-場なんですが、地元の
週末の大イベントのひとつのようで、おじさん達にとっては
毎週の決して欠かせないお楽しみの会合のように見受けられました。
7部でも(でも12部でも)そのクラブ毎のファングッズも売っていますし、
想像以上に皆さんの゛本気゛が伝わってくるのがドイツサッカ-界です。
また5部までの選手の方はお給料がもちろん出るわけですが、
6部から8部くらいでも月に800ユ-ロ(10万円くらい)
もらえる選手さんもいるようですし、うちの子供たちのサッカ-仲間の
お父さんが副業で6部リーグの監督さんをしていて、1ヶ月3000ユ-ロ
(今の日本のレ-トだとなんと42万円!!)もらっていると聞きました。
かつて11部リ-グで月500ユ-ロ(約6万円)もらっていたという
日本人の知り合いの方もいますが、11部でそんなにお金がもらえるのは
よっぽどのことで、その方が破格に上手だったからでしょう。
普通はさすがに11部では無給だと思われます。
ですからこのブログのタイトルで「アマチュアサッカ-選手を目指す」と
いうタイトルをつけたのはふざけているわけでもなんでもありません。
好きなサッカ-でいつかお小遣い稼ぎができるようになってくれれば
大学生になって肉体労働かなんかのアルバイトをするよりは、
ずっと楽しいことでしょう。
でもあくまでもでもそれはアマチュアというスタンスで、夢々プロに
なろうなんてことは思ってもらっては困りますが。。
幸い(? というか不幸にして)うちの3人の中では、一番上手だった長男で
さえもプロへの道は地球から月ほどには遠かったわけですから、うちの
場合は3人とも誰もそんなことは夢にも思うこともないでしょう。
それどころか次男は多分なんとかアマチュアの最下位クラブで細々と
サッカ-を続け、三男は途中でサッカ-自体をやめてしまうだろうというのが
私の予想ではありますが。。。
ということで、今日は久しぶりに「ドイツアマチュアサッカ-事情」についてでした。