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マルゴママ

Author:マルゴママ
ドイツ北西部の片田舎でかれこれもう20年生活しています。
ドイツ人の夫と3人息子、そして一人娘(?!)の猫クレオとそして雄猫シザ-リオと共に、ドイツの子供の学校と大学生活、ドイツサッカ-もたまに、空手や他のスポーツ、またドイツの村での生活風景を気のむくまま綴っていきたいと思っています。
 


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台湾からのお客様 

先日台湾からのお客様が一家でいらしていたので、うちでバ-ベキュ-パ-ティ-をしました。
台湾の学部長さんのご主人、奥様、24歳のお嬢さんと22歳の息子さんの4人のご家族でした。
このご家族素晴らしいご家族でお父さんのみならず、お子さん達の優秀なこと。
奥様以外は皆さん理系で、お嬢さんはスイスの大学で研究中、息子さんは台湾の大学の夏休みを利用してうちの研究所で勉強していて、来年辺りにはアメリカの大学へ留学する予定とのこと。
なんということか一家揃ってエリ-トなご一家だったわけです。

その時色々お土産をいただいたのですが、その中になんだか高級そうな箱に包まれたタンブラーがありました。
内装も素晴らしく、これは何か特別なものなのでは、と思った私はネットで調べたところ「乾唐軒ACERA」という会社のトルマリンカップだということで、トルマリンが使用されていて飲み物をこの中に入れるとまろやかに味が変わるのだということでした。

そんな馬鹿な、と思いつつも飲んでみると本当に味がまろやかになった気がして、主人や子供達に言うと、
「それは気のせいでは」と言われてしまいましたが、とにかくとても素敵なタンブラーですっかり気に入ってしまいました。

ところでこのご一家、あまりに素敵なので、お子さん達に
「あなた達の両親は幸せね、こんな素晴らしいあなた達のようなお子さんがいて」と言った後
「あ、でもあなた達も幸せね、こんな素敵なご両親で」と言えば
「はい、本当に、こんな両親がいる私達は幸せです」という答え。

実はこの学部長さんが牛肉を召し上がらないのは知っていましたが、この日は我が家も奮発して、フィレの中でも特に美味しいシャト-ブリアンをわざわざベルギ-から購入してきていたんで、残念に思い、理由をはじめて聞いてみれば、なんとお嬢さんが生まれた時に命が危なくてその際に
「娘を助けて下さればもう一生牛肉は食べません」と神様に願掛けし、その際期限を言うのを忘れたため、一生食べることができなくなって…と笑っておられました。

親として当然なのかもしれませんが、でもこの日は本当に
「此の親にしてこの子あり」とはこういうことかと思いました!

うちの出来の悪い息子達にも非常に優しく接して下さり、いつもは私達のお客さんの前にはあまりいたがらないうちの次男でさえも、この日は機嫌よく一緒に楽しんでいました。それもこのお父さんが本当に優しく、最初にわざわざコップを持って息子達に挨拶を交わして優しい言葉をかけてくれたからだと思うのですが、今まで私はよそのお宅でこんなことをしたことはなく、これからは自分もこんな大人になりたいものだな(もう年齢的には充分に大人も過ぎていますが)、と感銘を受けた一日でした。

またおとといは次男と近所の27歳の友人を迎えに行けば、その27歳のユリウス君も
「うちの両親は本当に素晴らしい!」と絶賛していたので、素晴らしい両親は多いんですね。
そしてそんな風に両親を誇れる子供達はたいていこれまた素晴らしく育っています。

うちの息子達はよそで私達のことをそんな風に誉めるということはまずないでしょうし、そもそも思ってもいないでしょうから、息子達が今ひとつ親に感謝の気持ちもなさそうなのも、この姉弟のように素晴らしく優秀にならないのも、私達親もいまいち素晴らしくないからなんでしょうから、これも自業自得ということですね。仕方ないです。

素敵な一家との出会いでした!


五月祭りのパレ-ドと舞踏会 その3

それで面白いのが男の子達のパートナーであるお嬢さん達の選び方で、人気のあるお嬢さんに是非自分のパートナーになってほしいという場合は実は大金を積まなければならないそうです。


この五月祭りのカップル編成は3ヶ月前くらいのマイクラブの男の子達だけでの会合で決まるんですが、村の年頃の女の子のリストが読み上げられ、パートナーになって欲しい女の子にいくら払えるかのか申告ということで、
「まるでオークション!!」とびっくりなんですが、そのお金は女の子の懐に入るわけではなく、マイクラブの収入となるのだとか。

お嬢さん達のドレス代は下は200Euroくらいから上は高いもので600Euro(約72,000円)くらいのものもあるそうで、今回の「五月の女王様」の役職のお嬢さんは2着そろえていました。
彼女のように1200Euro(約144,000円)もかかる場合、パートナーの男子が払ってくれるお金で少しは収入になれば助かるでしょうに、そういうことにはならいないのだとか。

その上「五月の王様」はその代金を払う必要はなく、自分の好きなパートナーを指名することができ、お嬢さんの方にも異存がなければ選ばれたお嬢さんが「五月の女王様」になるわけで、お金ばかりがかかるまさに名誉職以外のなにものでもないというわけです。

で、一般的には「五月の伯爵」のパートナーを勤める「五月の姫君」が一番高額な女の子になるとのことですが、
そんなわけでうちの長男は今回「五月の伯爵」、ということはパートナーの「五月の姫君」に大金を払ったかと言えば、どういうことか親友の「五月の王様」がその大半のお金を払ってくれたのだとか。

というのも、この五月祭りの役職を、「五月の王様」である親友A君は、親友であるうちの息子とコンビでしたかったらしく、自分のパートナーLちゃんのお姉ちゃんであるKちゃんを是非うちの長男と組ませたかったのとのこと。

というのはもともとこの4人は幼馴染でもあり、普段から仲良くしているという理由もあって、
「是非4人でしよう!」という提案をしたのが、A君、で、うちの長男はパレード参加は昔から興味がなく、まるでしたくなかったので、どうしてもこの希望を叶えたかったA君の支払いということで落ち着いたという変わった結末でした。

うちの長男のパートナーKちゃんがおいくらだったかといえば300Euro(約36,000円)ということで、うちの息子はたったの100Euro(約12,000円)を払ったそうで、なんとケチナな長男でしょうか。

A君は大学へは行かずもう働いているし、家は親からもらってお金には困っていないとはいえ、今回のこの役職で約5000Euro(約60万円)は散財したらしいです。
毎週の飲み会、舞踏会前の親しい人との小パ-ティ、会場での大パ-ティのテ-ブルのお花のデコレーションはじめ、ビ-ルなどは全部ではないですが多くの支払いは彼の役目で、ドイツ人はケチなのかと思えばこんなことで大散財はOKというなんとも大盤振る舞いの村の若人でした。

それでこの家は兄弟仲もすごく良くて昔から弟のK君が兄A君の近くに邪魔にならないようにいつも寄り添っている感じなのですが、この大パーティにはお母さん方のおばあちゃんが杖をついて来ていたのですが、最後孫二人と写真を撮り、その際A君とK君の二人が左右両方からおばあちゃんを挟んで、おばあちゃんに二人で頬を寄せて写真を写していた場面がやはりこの日最高に美しい瞬間で、本当に見とれてしまいました。

最後は離婚した両親も仲良く、この兄弟とおばあちゃんを囲んで写真をとっていましたが、この両親にはもうそれぞれ新しいパートナーがいるものの、それぞれのパートナーのお二人はそれを遠目で眺めるにとどまっていましたが、こんなこともとてもドイツ的でした。

毎年美しいパレードを見ることを楽しみにしている村の住民達で、私も大好きな村祭りの紹介でした!


五月祭りのパレ-ドと舞踏会 その2

今日はその舞踏会紹介です。
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会場に入り、四役はひな壇に。
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鼓笛隊が演奏して
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軍人風おじさん達が重々しく、敬礼して、「五月の王様」「五月の女王様」を筆頭に、「五月の伯爵」「五月の姫君」がおごそかに輪の中に入場。
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会場にいる全員が見守る中、音楽と共に、ワルツが踊られます。
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キラキラ光る紙ふぶきが舞う中、4人だけが踊ることを許され、
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見ていてもなんだかうっとりでした。

その上「五月の伯爵」はうちの長男ということもあり、「五月の王様」も長男の親友の幼馴染、また「五月の女王様」と「五月の姫君」はこれまた幼稚園時代からの幼馴染のお隣の姉妹お嬢さんと、3歳くらいから知っている子達なんで、なんだか感慨深い、でも夢のように幸せな時間を過ごさせてもらいました。

この後は私達もワルツに参加し、その後はドイツ人の叔父さん、叔母さんが大好きなディスコフォックスという踊りになり、世もふけた頃には酔っ払った若人達の大ディスコパ-ティ-となり、宴は明け方近くまで続くのでした。
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「五月祭り」の舞踏会の紹介でした!

五月祭りのパレ-ドと舞踏会 その1

先週は我が家は村の五月祭りで忙しく過ごしていました。
五月祭りには主役の「五月の王様」「五月の女王様」と、準主役の「五月の伯爵」「五月の姫君」四役がいて、うちの長男が今回は「五月の伯爵」という大役を「五月の王様」から仰せつかったからなんですが、今回の「女王様」と「姫君」はうちのお隣さんの姉妹で、妹さんが「女王様」でお姉ちゃんが「姫君」でした。

まずは家族や親しい人達が、「五月の王様」のプライベ-トパ-ティに呼ばれるところから、最後の大パ-ティ前のパレ-ドは始まりました。
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ここでは簡単にシャンペンなどを飲み、小一時間程皆でなごやかに歓談した後、こんな鼓笛隊が四役をお迎えにやってきました。
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まずはこんなかわいい女の子達軍団が通りすぎ
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かっこいい鼓笛隊
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ここから美しいドレス姿の女性達のパレ-ドが始まります。
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「五月の王様」「五月の女王様」を筆頭に、「五月の伯爵」「五月の姫君」が続き
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近隣の村々からも他のマイクラブ軍団が集まり、200人以上の大パレ-ドを迎えます。
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何度見ても美しい若い年頃の女の子達の色鮮やかなドレス姿。
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まるで御伽の国のお姫様たちのようです。
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パレ-ドは1時間ほど続き、うちの人口770人の村にも見学者がたくさん来て、このまま皆で舞踏会会場へと入場となります。

今回も長くなりましたので、舞踏会の様子はまた次回とさせていただきますね


メーデーの由来

少し古い話になりますが、5月1日は世界的には、「労働者の祝日」だということで労働者のデモなんかの日のように思われていますが、実はヨーロッパではもともとこの日の「メーデー」とは夏の訪れを祝う五月祭のことだったそうです。

もともとこの日は労働者と経営者の間に労使争議があっても、この日だけは五月祭のお祭りだから休戦しようということから始まり、それが1886年にアメリカで、合衆国カナダ職能労働組合連盟が1日8時間労働(当時の労働時間は12~14時間だったため)要求で発生したストライキをきっかけに、1890年には第1回の国際メーデーが実施され現在のメーデー=労働者の権利を主張する日に変化したのが120年ほど前というわけですが、うちの村や近郊の町では古き良き風習のまま未だに「夏の到来を祝う五月祭り」という認識の方が強いです。

なのでここに住んでいると5月1日はデモ行進なんかのある「労働者の祝日」という空気は全くなくて、
「マイフェスト-五月祭りを祝う楽しい日、ルンルン」という感じです。
正直、村人達の頭の中には
「頑張って労働者のための運動!」なんてことはこれっぽっちもなさそうです。

うちが田舎の村だからそうなのかと言えば、私は5月1日にたまたまケルンの街を歩いていたのですが、街の真ん中のマルクト広場に「労働党」か何かの出しているブ-スなどはありましたが、その真ん中にはやはり定番のビールやソーセージのスタンドが並んでいて、ここでも人々の頭はどちらかといえばお花が咲いているお祭り気分そのままという風でした。
ちょうど天気も良く、街の中はお店も開いていませんでしたが、幸せそうに散歩している人達がいっぱいでした。

ドイツというのは非常にお国柄があり、ケルンの街はドイツ国内でも一番お祭り好きな街と言われていて、ほがらかで明るい人達が多いのです。
なので東ドイツの方のデモ行進などをTVで見ると正直違う国のお話なのかと思ってしまいます。

マイクラブなどのクラブとしての成り立ちは第2次世界後のようなのでその歴史自体は70年ほどですが、それでも
「メーデー=マイフェスト」の歴史は500年くらいはあるんでしょうから、古き良き、そして楽しい(これが一番大事なようです!)伝統の方を選んだのがケルン周辺の人々なんでしょう。

明るく楽しいドイツの地域の話でした!


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