おおみそかの夜からはじまって今週はよく海苔巻きを作った週でした。
友人宅に泊まりに行く長男・次男に是非友達宅にもって行きたいからと頼まれ、まず2家族のために作り、作っている最中に偶然次男の友達が「ねえ、君のとこにちょっとお寿司ない?」と連絡してきて、その彼と、もう一組はやはり次男の幼児時代からの幼馴染が大のお寿司好きなんで、次男に持っていかせました。
その2日後は、これまた私のドイツに来て以来の親友のお子さんが夏に日本へ個人留学したいという話から相談にのることになり、そのお子さんフィリップ(16歳)がこれまた大のお寿司好きで作って持っていきました。
そして昨日は今度は長男のこれまた幼児時代からの幼馴染で、幼稚園から今のギムナジウムまで計15年から一緒に過ごしてきた大々親友ルカの18歳の誕生日で、この子がなんとまた私のお寿司の大ファンなんで、誕生パ-ティの差し入れに持たせました。
すると来ている子供達も当然昔から私の海苔巻きを食べているので、みんなとても喜んでくれたそうです。
夏に日本へ短期留学する予定のフィリップ君は、お父さんドイツ人、お母さんポ-ランド人と金髪に青い目の典型的ヨ-ロピアンなんですが、学校も3年前からロンドンの寄宿舎に入っているうえ、お母さんは美人でおしゃれでパリが大好きな人なんで、まさか日本へ行きたいと言い出すとはなんとなく思っていませんでした。
ところが3日前彼に会って、日本行きの件でいくつか確認しようとしたら
「あの、えっと…僕日本語わかります…」となんと日本語で話しはじめるではないですか!!これには正直びっくりでした。
彼が0歳の頃から知っていたんですが、いつかこの子と、自分が日本語で話すときがくるなんてこれこそ全く思いもしなかったです。
「ねえ、でもなんでそんなに日本が好きなの?」と聞くと、「アニメからはじまって、あと食べ物とか…」という答えでしたが、実は彼の幼少時代、彼は私のこのお寿司がめちゃくちゃ好きで、私の友人の彼のお母さんは「あなたの寿司は食べるのだけれどね…」と言っていたのを今になって思い出したんですが、もしや私はこの田舎村と町で、お寿司で日本の文化理解を深めている功労者なんではない?!!! と思いました。
今ここに書いた子供達の友人以外にも私の海苔巻きファンは実はたくさんいるんです。寿司屋に行っても「子供があなたの寿司の方がおいしいっていつも言うのよ」と言われたこともありますから。
でも、私が作っているのは実は゛海苔巻き゛で゛お寿司゛ではないんですけれどね。
その上、具は「スモ-クサ-モン、シ-チキンのマヨネ-ズあえ、きゅうり、サラダ」と微妙に日本の海苔巻きにはない具材なんで、これをホントの「寿司よりおいしい」と思われるのは日本人の私は実は「うーん、なんだかなぁ」と微妙な気持ちにもなります。
でも、ま、こんな村で日本料理好きな若人達が増えて、日本に親近感を感じてくれることはとても嬉しいことですよね。
そのことは単純に喜びたいと思います!!!

(私の゛なんちゃって寿司゛ だけれどドイツ人にはなぜか人気なんです。)
今日は手前味噌な話題になってしまいスミマセン。
でもちょっとだけお寿司のおかげで良い気分になった今週でした。